コンクリート打設工事

コンクリートとは

一般的にコンクリートとは、砂・砂利・セメント・水を混ぜた結合材で固めた石の塊を指します。コンクリートはさまざまな用途に用いられており、例えば道路や鉄道、海岸などにみられる防波堤、土砂崩れを防止する砂防ダム、エネルギー施設、上・下水道などの水処理施設、さらに集合住宅や工場などの建築物にも使用され、災害に強いインフラが形成されています。インフラはトンネルや橋りょう、立体構造物などの形状を有し、その用途に応じてコンクリートの長所が生かされています。

コンクリートの長所と短所

強度特性

長所
圧縮強度が高い。水セメント比(W/C)が小さいほど強度増大。

短所
引張強度が低い。鉄筋がこの弱点を補って構造物とされる。

物理的性質

長所
重力式構造物。水密性が高く、水を通しにくい。

短所
重い。橋りょうでは重いことは弱点となる。透水性を要求されると強度は得難い。

耐久性
長所
耐火性があり、劣化しにくい。劣化環境に抵抗できるように設計される。

短所
内部の鉄筋が腐食すると劣化する。鉄筋はセメントのアルカリで保護されている。

その他

長所
材料費が安く、純国産の材料で構成される。任意の形状にできる。

短所
解体には費用が掛かる。設計者、製造者、施工者の技量や管理状態で品質が左右される。

コンクリートの打設手順

①打設前の打ち合わせ
コンクリートの打設にあたり、打設作業開始前にコンクリート工事関係者と打ち合わせを行う必要があります。

②コンクリートの打設工法の選定
打設工法は、コンクリートポンプによる工法、コンクリートバケットによる工法の2種類があります。

・コンクリートポンプによる工法
ポンプ車等で配管を経由して圧送する方法です。

・コンクリートバケットによる工法
コンクリートを入れたバケットを打設位置までクレーン等で移動させ打設する方法です。

③コンクリートの打込み準備
打ち込むには型枠が必要になります。型枠が設計通り適切に作られているか、鉄筋は適切な位置に配置されているかなど
事前に確認することが重要になります。打ちこまれた後に修正を行うのは困難です。

④生コンクリートの受け入れ検査
「生コンクリート」は工場に依頼し納入されることがほとんどです。現場に生コンクリートが到着したらまず、
発注したものと同じものかを確認が必要です。

受け入れ検査では、生コンクリートの性状を確認し、商品の規格について満足しているかどうかを判断します。

a.スランプ試験
「生コンクリート」の柔らかさを示します。

b.空気量試験
「生コンクリート」の中の空気量を測定します。

c.塩化物含有量試験
いわゆる塩分は鉄筋の腐食の原因となります。生コンクリート中の塩化物イオンの量には上限が設けられています。
通常0.30㎏/m3以下とされており、購入者の承認を受けた場合には、0.60㎏/m3以下とすることができます。

d.圧縮強度試験(試験体の採取)
圧縮力に対してどれくらいの強さをもっているのか確認します。

⑤コンクリートの打ち込み
打ち込みは型枠内に流し込むだけではなく、材料の分離や打ち込みの高さ、打ち重ねる時間等留意しなければいけません。
コンクリートは時間と共に硬化するため、打ち重ね時間が空き過ぎてしまうと、先に打ち込んだコンクリートと後から
打込んだコンクリートが一体化せずコールドジョイントを引き起こしてしまいます。

⑥コンクリートの締固め
締固めを行う方法としては3つの方法があります。

コンクリート内部に振動機(バイブレータ)を挿入して締め固める「内部振動方式」
型枠の外側から振動を与えて締め固める「型枠振動方式」
道路舗装や床などの表面を締め固める「表面振動方式」

⑦コンクリートの仕上げ
型枠内に打ち込んだ後、締固め作業を行っただけでは表面に凹凸ができ、綺麗な表面になりません。
こて等を用いて均一にすることで、綺麗な表面に仕上げることができます。





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